レーザー治療

Q)最近レーザーを使った歯科治療とは、何なんでしょう?

A)レーザーとは1秒間に一兆回以上も振動するエネルギーの強い光です。その強いエネルギーを効果的に使うことで、普通の光では出来ない効果を、歯や歯周組織にもたらすのです。

Q)そんな強いエネルギーを体に向けて大丈夫なんでしょうか?

A)レーザーは光のエネルギーが熱に変わり体の表面のみに作用します。また、強いエネルギーをごく一点に集中させて治療するため、むしろレーザーの当たっていない部分にはダメージが少ないのです。つまり強い力で、必要なところだけに瞬時に作用させるというイメージです。適正な出力で正しい操作をすればむしろ体に優しい治療といえます。

Q)具体的にどのような効果がありますか?

A)組織を高熱によって瞬時に切開しますが、同時に凝固させるので、出血が少なく、切り傷の治りが早い。次に、すでに傷や痛みのある部分の細胞を刺激して痛みを和らげ、腫れを抑え、傷の治りを早くするという2つの効果があります。

Q)それは歯科治療の中でどんなことに結びつきますか?

A)沢山ありますので順に説明します。
まずむし歯予防と治療・・・歯の溝は複雑で深く入り組んでいるため、たまった食べかすなどは歯ブラシでは取り除き切れません。レーザーにより歯ブラシの届かない所でも、熱エネルギーで虫歯菌を殺菌消毒します。また歯の質自体も強くなり、むし歯になりにくくなります。程度によってはむし歯を除去することも出来ます。

Q)他には?

A)水を飲んだり、歯ブラシの毛先が当たるとピリピリすることはありませんか?
これは知覚過敏と言って、歯の神経に繋がる孔が開いて来て神経が刺激されるからです。
レーザーを当てることにより歯の表面に薄い膜を作らせ、穴をふさぎ症状を抑えます。

Q)歯茎にも効果があると聞きましたが?

A)歯周病ですね。歯周病は歯茎から血が出たり口臭がひどく成ったり、歯がぐらぐらしてくる病気です。レーザーを歯と歯茎の間の溝、歯周ポケットの中に当て、原因となっている歯周病菌を殺菌します。それにより、歯周ポケット内の細菌が減り、膿が自然にでて出血や痛みが治まります。ただし歯周病の場合は、毎日の正しいブラッシング、歯科医院での歯石除去等を並行して行わないと効果は半減してしまいます。

Q)口内炎なんかもちょっと出来ただけで痛くてたまらないときがありますよね。

A)歯茎に限らす、頬や唇の内側に出来る口内炎は食事の妨げになり、ものが食べられず体まで調子が悪くなります。レーザーにて痛みを和らげ、治りを促進することが出来ます。

Q)入れ歯の傷も同じですか?

A)義歯の傷もレーザーで治癒を促進させることが出来ます。ただし義歯の当たる部分を調整することも同時にする必要はあります。

Q)切開すると言うことも言っていましたが?

A)口の中のできもの、のう胞や腫瘍を切除する場合にも、大きさや種類にもよりますが、レーザーを用いると短時間で痛みが無く、糸で縫う必要無く行うことが出来ます。

Q)本当に何にでも効くのですね。

A)とは言っても、それだけで全てが出来るわけではありません。むし歯や歯周病の進行程度によって、従来通りの歯科治療を進めながら、必要なときに、必要な場所にレーザー治療を用いて行くことでより効果的な治療が出来ると言うことです。まるで万能マシーンであるかのように誤解されては困る場合もあります。レーザーでも無理な物はありますし、レーザーを使わなくても充分直る物もあります。その当たりは歯科医師が責任を持って判断すると思います。

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