第14話 フッ素の意義

(一社)一般社団法人 十勝歯科医師会が皆様の口腔健康をお守りします。

ある日のこと、6歳のお子さんが下の前歯が内側から生え換わり始めて出てきたため、古くなった乳歯を抜きに来院しました。お子供さんにとっては初めての歯医者です。いつの頃からか「歯を痛くしないで」だけは覚えてきてしまったようです。お母さんにも両手をお腹の上で押さえてもらい、手伝いながらの大騒ぎの乳歯抜歯でしたが、ものの1分で無事終わりました。お子さんは大そうご機嫌で「僕の歯はこれだよ」と皆に見せびらかしながらケースに入れて大事そうに持ち帰られました。

子供に歯科を体験させる手段はいろいろあります。各市町村では行政が補助をしながら乳幼児にフッ素塗布を行っている所も多くあります。また(一社)一般社団法人 十勝歯科医師会が中心になって行っている年2回のイベントをご存知ですか?6月の歯の衛生週間に行われる「むし歯予防デー」と、11月の「いい歯の日」のイベントでは、すべての年齢の住民を対象に歯科健診や歯磨き指導を始めとするいろいろな公衆衛生活動を行っています。1歳半健診の時には泣きじゃくっていたお子さんも、いろんなイベントに触れ合うことできっと優しい歯科衛生士をみて笑顔を取り戻すことでしょう。

フッ素には歯を丈夫にし、むし歯を予防する働きがあるのはよくご存じかと思います。ここで大事なことは生え始めの時期が最も効果的に働くということです。つまり、1本でも生え始めていたらフッ素を塗る効果が表れるということです。またもうひとつ、塗れば塗るほど効果も上がってくるようです。最近は市販の歯磨剤にも少量のフッ素が含まれるようになりました。乳歯が生え始めたらフッ素配合歯磨き剤の対象となります。ここから先は歯科医院でのアドバイスが必要ですが、「フッ素は使いすぎると斑状歯になるから少しだけ使うようにして、歯磨きが終わったら何回もうがいするように」と間違っている考えのひともいるようです。簡単に説明すると年齢に応じて歯磨き剤の量を少しずつ増やし、歯磨き終了後のうがいは1~3回に止めることが奨められます。詳しくは歯科医院で、または「むし歯予防デー」、「いい歯の日」に皆さんとお話しましょう。

(一社)一般社団法人 十勝歯科医師会 25-2172(東7条南9丁目15)

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