「十勝歯科保健勢センター」の役割

今回は「十勝歯科保健勢センター」(帯広市東7南9)の役割をお伝えしたいと思います。このセンターでは、大きな2つの仕事を担当しています。

1つは、日曜・祝祭日、ゴールデンウィーク、年末年始の救急歯科治療。時間は午前9時から午後4時までで、いわゆる「休日当番歯科医院」に相当するものです。急な痛みやはれなどで困っている方を少しでも早く楽にしてあげたい、治療に当たる歯科医師ができる限りスムーズに進められるようにと勤務に当たっています。

もう1つは「障がい者歯科診療」です。毎週土曜の午後、心身にさまざまな障がいがあり、一般の歯科医院での治療が難しい方々が対象です。ここ数年は、重度の高い障がいで口からの食事が上手にできないお子さんの機能回復訓練(摂食嚥下=えんげ=訓練)にも取り組んでいます。

この中で歯科衛生士は、診療がスムーズに進むよう診療補助に当たるとともに、患者の良好な口腔(こうくう)状態の回復・維持を目指し、本人や介助者に歯磨き指導も行っています。障がい者診療の場合、治療は長く継続して行われます。このため、歯ブラシの当て方が上達することや、お子さんの場合は成長とともに生じる口腔内の変化、自分でできることの範囲が広がっていることなどを実感できるのが楽しみです。

歯科衛生士の多くは個人病院での勤務のため、限られた人とのかかわりになりがちです。しかし、こういった仕事を通し、さまざまな環境の人の考え方に触れ、人として成長させてもらえることは幸せです。治療の多面性のほか、他の歯科衛生士から技術や人への接し方・配慮の仕方が学べるなど、成長できる場があるのはうれしい限りです。そんな“仲間”が増えるのを願って仕事に励んでいます。
(野水規永、藤村みゆき)

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