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第6話 歯周病の原因

歯周病は歯を支える組織が破壊される病気のことを言います。これは大きく分けて歯肉炎と歯周炎に分類できます。炎症が歯肉にだけ見られるものを歯肉炎、そして、そこだけにとどまらず歯を支える骨(歯槽骨)まで破壊されているものを歯周炎と呼んでいます。
歯周病の主な原因はプラークです。これは食べかすのように思われがちですが、実は微生物のかたまりです。プラーク1グラムのなかに1億個の微生物がいるといわれ、そのプラークが歯と歯茎の間にある隙間にくっつき、炎症を起こすと歯周病が起こります。歯石はプラークが石灰化して硬くなったものです。表面がざらざらしているのでそのうえにプラークがついてどんどん増加していきます。歯の周りにプラークや歯石がついていないことが歯周病を起こさないためには重要です。それ以外にも歯周病を進行させる因子あります。それは「歯にかかる過大の力」「ストレス」「たばこ」「糖尿病」「食生活」などいくつかの修復因子や全身状態が複合的に関与して歯周病の発症と進行をもたらしているのです。 

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